この記事では、フィッシング詐欺メールの急迫感を利用する手口を紹介しています。
フィッシング詐欺メールは受信者に急迫感を与え、冷静な判断を失わせることで詐欺サイトへ誘導しやすくする手口を多用します。
急迫感を利用する手口
フィッシング詐欺メールには、急迫感、緊急性を強調する件名や本文が使われます。
これらのフレーズが含まれるメールに遭遇した際は、冷静に対処し、上記の対策を講じることで、フィッシング詐欺の被害を防ぐことが可能です。
以下にその具体的な方法と対策をまとめます。
件名
「アカウントが停止されました」
「至急対応が必要です」
「緊急のセキュリティ警告」
といった言葉が使われます。
メール本文
「あなたのアカウントに不正アクセスがありました」
「24時間以内に対応しないとアカウントがロックされます」
と緊急を要するアクションを求めます。
恐怖心や不安を煽る言葉の使用
「あなたのクレジットカードが不正利用されています」
「未払いの料金があります」
「セキュリティの問題が発生しました」
といった不安を煽る内容が含まれます。
期限を設けて急がす言葉の使用
「48時間以内に対応しないとアカウントが削除されます」
「今すぐ確認しないとサービスが停止されます」
と短い期限を設けて迅速な対応を促します。
信頼できる組織を装う
「銀行からの重要なお知らせ」
「クレジットカード会社からの緊急連絡」
「Amazonからの緊急通知」
「Apple IDに不正アクセスがありました」
誘導リンクや偽サイトへの誘導
「こちらのリンクをクリックして本人確認を行ってください」「以下のリンクからログインしてパスワードをリセットしてください」といった指示で、偽のウェブサイトに誘導し個人情報を抜き取ろうとします。
対策方法
下記、フィッシング詐欺メールの対策方法です。
メールの送信元アドレスを確認
正規のドメインかどうかをしっかり確認します。
※メールアドレスを正規のドメインに置き換えるなりすましメールも存在します。その場合はメールのソースを表示して確認します。
リンクを直接クリックしない
公式サイトに直接アクセスして情報を確認します。メール内のリンクはクリックせず、独自にブラウザで入力しましょう。
不審なメールは無視する
急迫感を煽る内容のメールは一度冷静になり、公式の連絡先に直接問い合わせをして真偽を確認します。
セキュリティソフトを利用する
フィッシング対策機能があるセキュリティソフトを利用して、不審なサイトやリンクへのアクセスを防ぎます。
これらのポイントを意識することで、フィッシング詐欺メールの被害を未然に防ぐことができます。常に警戒心を持ち、疑問に思った点はすぐに公式な方法で確認をすることが重要です。
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